1860年に発刊された
「ラ・モード・イリュストレ」誌などに挿入された
これからの流行ファッションを紹介するための
図版がファッションプレートです。
この作品は、ファッションプレートの原画家として
特に有名なコラン三姉妹の長女
エロイーズ・ルロワの筆によるもので、
銅版画に手彩色がなされています。
版を刻んだ彫師はウアールです。
あどけなさの残る顔の少女が
白いドレスとベールを纏っていますが、
フランスでは12歳頃に行われる
コミュニオン(初の聖体拝領の儀式)の衣装です。
(Toilettes de Premiere Communionと説明があり、
その下に仕立て屋の名前も書いてあります)
母親とみられる女性もレースの白いベールをかぶり、
ドレスとお揃いのヘッドドレスをつけています。
その後ろにいるのは少女のお姉様でしょうか。
今でも「七五三は何をこどもに着せよう?」と
色々検索したりしますね。
当時はこういったファッションプレートを
参考にしたのです。
是非、額装してインテリアにお役立てください。
【Size】H34m W22.9cm
【年代】1868年
【作】エロイーズ・ルロワ 画 ウアール 刻
【コンディション】多少の染み/真ん中に薄い折れ線などはありますが、150年ほど生き残ってきた証としてご鑑賞ください。
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