第二帝政時代(ナポレオン3世の在位1852-1870)に
作られたスタイルの懐中時計ケースで、
真鍮の爪で支えられた厚いクリスタルが特徴です。
中に貼られる生地には様々な色がありますが、
こちらはゴージャスな緋色のシルク・クッションです。
非常に傷んでいる・汚れていることの多いクッション生地ですが、
このお品はわずかなスレは見られるものの、非常に綺麗な状態です。
もうこれより綺麗なボックスに、出会える自信がないくらいにです。
手にすると、あまりに美しくて、しばし呆然としながら
うっとり魅入ってしまいます。
なお、写真より実際はもう少し落ち着いた、えんじ色に近い緋色です。
元々は懐中時計をフックに掛けて、「魅せる収納」をするために作られた
貴族やブルジョワ階級のためのゴージャスなボックスですが、
華奢なブレスタイプの時計、その他ブレスレットなどを
綺麗に魅せながら収めるのにお使いいただけます。
下方・背以外のあらゆる方向から、
厚いクリスタルを通して、中のものが更に美しくご覧いただけます。
もちろん、そのまま鏡台やコンソールの上に
飾っておくだけで、エレガントな雰囲気が生まれます。
【Size】H(取っ手を除く)10.5cm X W7.8X D7.8cm
【素材】真鍮またはブロンズに金めっき
【年代】1850年前後
【注】人差し指で指した部分に少しの欠け・正面部分に少しのひっかき傷があります。
蓋はしっかり閉まります。
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